感染症

感染症 HANDBOOK 2024

学生の皆さんに関わりの深い感染症に関する情報が掲載されています。必ず一読するようにしてください。

  • COVID-19 ポストパンデミック時代を迎えて
  • HIV/エイズの基礎知識
  • 性感染症からパートナーを守ろう!(男性編、女性編)
  • 海外での感染症対策
  • 結核にも注意が必要
  • 知っておきたい感染症と予防接種
  • 梅毒の急増から何を考える?

PDF:日本語版 https://health.shimane-u.ac.jp/_/files/medias/2024/hadbook2024.pdf 

   英語版(2023年度版) kannsensyoEng.pdf

インフルエンザの予防

松江キャンパスではインフルエンザの予防接種は行っておりません。お近くの医療機関にお問い合わせ、予約の上、受診してください。インフルエンザにかかったと思ったら早めに受診しましょう~発症してから48時間以内に治療開始を!

インフルエンザが疑がわれるとき

  • 38度以上の急な発熱はありますか?
  • 関節痛や筋肉痛はありますか?
  • 倦怠感や疲労感が強いですか?
  • 悪寒がしますか?
  • 頭痛がしますか?
  • 周囲にインフルエンザにかかった人がいますか?

どこに受診したらいいかわからないときは、保健管理センターに電話してください。

インフルエンザと診断されたら

  • 安静にして十分な睡眠をとる
  • 室内を適度な温度と湿度に保つ
  • うつる(飛沫感染する)ので人との接触(同室)は控える
  • やむをえない場合は短時間とし、マスクを必ず着用する
  • 外出は避ける
  • こまめな水分補給をする
  • 消化のよいものを食べる

授業の欠席・部活、サークル活動について

  • 発症して5日間経過し、かつ完全に解熱してから48時間経過するまでは登校してはいけません
  • 部活やサークル活動も参加してはいけません
  • 授業等の欠席は各学部の学務担当に電話で報告し「診断書」の取り扱いについて相談する

各学部連絡先

  • 法文学部 0852-32-6121
  • 教育学部 0852-32-6035
  • 総合理工学部 0852-32-6255
  • 生物資源科学部 0852-32-6256
  • 人間科学部 0852-32-6333

参考ホームページ

感染性胃腸炎(ノロウィルス胃腸炎含む)

~感染性胃腸炎に注意しましょう~

感染性胃腸炎とは冬季に多く、日本全国の地方衛生研究所のウイルス検出状況をみると、前半はノロウイルス、後半はロタウイルスによるものがおおいです。感染経路は感染者の便で汚染された水や食物を口にいれることですが、人の手を介して人から人へ感染します。生あるいは加熱不十分な貝(カキなど)が感染源になることが多いです。また調理に使用したまな板や包丁も感染源になりますので、しっかり洗って使用してください。

  • 予防・手洗いの励行
    食事の前、トイレの後には石鹸をつけて丁寧に洗ったのち、流水で十分にすすぐ手洗いが有効です。
  • 吐物の処理
    吐物を処理するときは、マスクをし、素手でなくゴム手袋を装着し(ないときは、ナイロン袋を両手にはめて)新聞・キッチンペーパーまたは布にくるんでビニール袋にいれ、しっかり縛って焼却します。汚染された床や家具などは次亜塩素酸ナトリウム(商品名:ハイター、ミルトン)による消毒が必要です。
  • 治療
    治療の基本は十分な休養と脱水予防です。水分の経口摂取が可能な場合は、少しずつ摂取してください。電解質の入ったイオン飲料(商品名(ポカリスエットやアクエリアスなど)を水で半分に薄めて、少し温めたものがお勧めです。嘔吐がひどく経口摂取できない場合は点滴が必要となりますので、医療機関を受診してください。薬は、基本的には下痢止めは使わず、整腸剤等で経過をみます。通常は2~3日で症状は改善します。

ノロウイルス疑い嘔吐物の処理・消毒方法の詳細は以下をご覧ください。

noro2020.1.pdf

厚生労働省ウェブページに「ノロウイルスに関するQ&A」が掲載されていて、参考になりますのでご覧ください。

結核

この2~3年来、日本全国で結核が病院内や学校で集団発生しています。平成9年には38年ぶりに前年を上回る新規発生結核患者数を記録する事態となりました。これを受けて、平成11年7月26日厚生大臣は結核緊急事態宣言を発令しました。結核は過去の病気ではありません。結核初期の症状はカゼにそっくりなので見過ごしがちです。結核菌に感染すると、初期のうちはカゼに似た、痰、微熱、寝汗、だるさ等々の症状が出ます。さらに病状が進むと血痰がでたり、喀血したりします。菌はゆっくり、確実に肺を浸食し、最後は呼吸困難で死亡します。感染初期には結核と気づかない人が多いのです。

  • 定期健康診断は、必ず受けましょう
  • 咳が2週間以上続くようであれば必ず医療機関を受診しましょう

詳しい情報は、結核研究所

麻疹(はしか)

麻疹(はしか)の感染に注意

麻疹(はしか)の感染力は強力(空気感染・飛沫感染・接触感染)ですので、大人にもうつります。さらに大人では子どもに比べ、肺炎や脳炎などに至り、重症化しやすいと言われています。今後、麻疹(はしか)が流行する可能性がありますので以下のことに留意してください。

  1. 次のような症状が出現した場合は、登校を見合わせて、もよりの医療機関で受診してください。
    • 発熱(37.5℃以上)を伴う咳や鼻水の症状
    • 一旦熱が下がった後に口の中に赤い縁取りのある白い発疹(斑)が現れる
    • 発症から数日後に発熱とともに多数現れる皮膚の紅い発疹(手足から胸や腹部に広がる)
    • ウイルスに感染後10日前後の潜伏期間を経て発症します。
  2. 医療機関で「麻疹(はしか)」と診断されたら、登校せずに、下記へ電話でご連絡ください。
    • 松江キャンパス:0852-32-6062(学生支援課)
    • 出雲キャンパス:0853-20-2093(学務課)
    • 学校保健法では解熱して3日間を経過するまで出席停止となります。
  3. 既にかかったことがあるか、ワクチン接種をうけたことがあるか、母子手帳やご家族に確認してください。わからない方は、抗体検査による確認や予防のためのワクチン接種を受けてください。麻疹(はしか)